韓経:【コラム】この程度の安保・外交意識に何を任せるのか=韓国(2)

韓経:【コラム】この程度の安保・外交意識に何を任せるのか=韓国(2)

2017年01月12日13時44分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  そのような状況を迎えれば韓国はどうするべきか。ブレジンスキー氏は韓国の選択について「中国の地域的優位を受け入れ、核武装をした北朝鮮に対する手綱を引くために中国にさらに依存したり、そうでなければ平壌(ピョンヤン)と北京の侵略に対する懸念と民主的価値を共有する日本と歴史的な反感を押し切って関係を強化する道しかない」という。まさにとんでもない局面だ。

  もちろんブレジンスキー氏の主張の前提である米国の衰退の可能性は当分はないようだ。とはいえトランプ氏の米国が手を引く可能性までがないわけではない。そうなれば状況はブレジンスキー氏の仮定と同じになる。

  実際、米国の戦略で韓国の重要度はしだいに落ちている。米国の主敵は間違いなく中国だ。ロシアを牽制するためには韓国が必要だったが、中国の場合は違う。日本-フィリピン-ベトナム-インドとつながる防御ラインだけでも中国の海洋進出を十分に制御できる。韓国が拒否する中であえて戦力を残す理由はないのかもしれない。

  フィリピン国会が率先してスービック湾の米軍を追い出した。しかし米軍が撤収すると、中国はスービック沖のスカボロー礁を一方的に占領した。スービックから200キロの距離にあり、中国本土からは1200キロも離れたところだ。ワシ(米国)を追い出したところ龍(中国)が出てきたと嘆いたという。2014年にフィリピンを訪問したオバマ大統領に8カ所の基地を自由に10年間使用してもよいと許可するほど不安を抱いた。

  中国軍が西海(ソヘ、黄海)で大規模な実弾射撃訓練をし、数日前には軍用機10余機を動員して離於島(イオド)近隣の韓国防空識別圏を4-5時間も飛行した。次期政権を握ったように行動する政党が親中・事大外交をしながら訪れるのだから、中国には都合がよいはずだ。日本と米国が提案した韓日米の対潜水艦合同戦闘訓練は中国の反発を懸念した韓国の反対で頓挫した。

  最悪の安保状況を念頭に置いて力の均衡を保つことに総力を挙げるのが外交の定石だ。嘆かわしいことだ。

  キム・ジョンホ首席論説委員

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