北の無人機捕捉するレーダー、青瓦台周辺に配置=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.12.13 12:05
韓国政府が青瓦台(チョンワデ、大統領府)など核心保安施設に対する北朝鮮の無人機による浸透に対応するため、今年イスラエルから精密レーダーを導入したことが確認された。国防消息筋が12日に明らかにしたところによると、韓国政府はイスラエルのエルタから低高度無人機を探知できるレーダー装備を導入した。エルタはイスラエル航空宇宙産業(IAI)の子会社で、レーダーをはじめとする電子戦装備を専門に生産してきた世界的防衛産業企業だ。
これと関連し首都防衛司令部は9月の国会国防委員会国政監査で「北朝鮮の小型無人機に対する対応戦力を稼動し専従部隊も運用している」と明らかにしたが具体的な企業と機種などは公開しなかった。
軍はすでにイスラエル側からレーダー装備を引き渡されており、イスラエルの専門家らが何度か訪韓し装備運用教育まで終えたという。これに伴い、青瓦台、国防部、合同参謀本部など核心施設に対する北朝鮮の無人機奇襲浸透を防ぐために実践配置がすでに行われていることがわかった。韓国政府当局者は、「無人機用レーダー導入は昨年3月の北朝鮮の無人機浸透挑発に対する対応次元で行われたと理解している」と話した。