【時視各角】韓国より優れているオバマ創造経済(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.18 10:36
果たして韓国だったらマスクは成功しただろうか? 100%不可能だった。スペースXは10年間連続でロケット打ち上げに失敗した。周囲の冷たいまなざしの中でその挑戦に注視している所があったが、それがNASAだった。米国はロケット打ち上げ費用がとても高く20年間ロシアや欧州に押され気味だった。宇宙ステーションへの貨物運搬もロシアにお願いするほどだった。だがNASAは最高専門家らしくスペースXの失敗から成功のにおいをかぎ取った。そして果敢に3兆ウォンをベッティングした。スペースXは破産直前でどうにか生き返った。
テスラも一時「死の谷」に陥った。電気自動車への設備投資が集中した2008年にリーマンショックに遭ったのだ。マスクは個人財産をすべて注ぎ込んだが効果がなかった。個人的には離婚まであった。マスクはグーグルにテスラ買収を頼むSOSを発信するほど窮地に追い込まれた。この時、守護天使として乗り出したのがオバマ政権だった。2009年に「クリーンエネルギー電気自動車は必ず必要だ」として5500億ウォンを緊急に投じたのだ。その後テスラは翼が生えわずか4年で救済金融を全部返した。