デフレの恐怖…市場は悲観、韓国銀行は楽観(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.19 09:05
これに対し収益を減らす低金利を望まない金融業界では金利を下げても特別な効果はないと反論している。保険研究院のユン・ソンフン専任研究委員は最近報告書で「個人と企業が負債を減らす時期には金利が0%でも貸し出しを受けない。基準金利を低くしても内需を浮揚する効果はないだろう」と強調した。金融研究院はさらに進んで金利引き上げのタイミングを捕らえる時という意見を出した。シン・ヨンサン専任研究委員は報告書で「金融危機以降金利を下げてもむしろ低物価が深刻化するなど金利と物価間の関係は不安定だった。適切なタイミングを通じ金利水準を正常化して通貨政策の有効性を確保しなければならない」と明らかにした。
一方では韓国銀行の“失機”が金利ジレンマを拡大したという指摘も出ている。シン委員は、「低物価基調が深刻化している状況で金利が相当期間調整されずにいるということは、通貨当局が金利調整のタイミングを逃した可能性が高いという意味」と話した。韓国銀行は昨年7月と10月の2度にわたり基準金利を引き下げた。だが、その後も景気が振るわず、追加で金利を下げるべきとの指摘があちこちから出た。結局5月に1度引き下げたがとても遅いという批判に直面しなければならなかった。