米国同胞たち『竹の森遠く』著者と歴史論争

米国同胞たち『竹の森遠く』著者と歴史論争

2007年02月14日15時47分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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▲日帝時代の日本人たちを被害者として描いて論議を呼んだ『竹の森遠く』の著者ヨーコカワシマ・ワトキンスさん(左)が12日、米国ボストンで開かれたある集まりで、韓国同胞たちと討論している。



  日帝時代、日本人を逆に被害者として描いたとし論議を呼んだ『竹の森遠く』をめぐり、12日、米国ボストンで歴史論争が起こった。

  著者のヨーコカワシマ・ワトキンスさんが参加し、彼女を支持する平和団体「PeaceAbbey」側と韓国同胞たちの間で熱い攻防が繰り広げられたのだ。ヨーコさんは15日の記者会見を前にこれまで提起された疑惑について話し合うため韓国同胞たちを招請、ボストン近郊 PeaceAbbey本部で集いを開いた。

  この日の集いはヨーコさんとその支持者10人余り、そして韓人5人が参加しした。

  以下はこの日やりとりした話の要約。

  ◆ドット・ウェルシュ(PeaceAbbey牧師)=「ティク・ナット・ハン僧侶が説破したように互いに和解するためには、両方とも相手を理解しなければならない。人間は普通、一方の肩を持ちたがるが、そうすれば和解はありえない。もう一方で不義や暴力をやらかしたと相手に復讐をすることが正当化されるものではない。韓人社会でヨーコさんの話の悪影響を憂慮するが、日帝体制を批判する本を読むようにすればどうだろうか。

  ◆キム・ヨンジェ(韓人保護者)=「日本が36年間、韓半島を支配し、多くの人を殺した状況で『竹の森遠く』が日帝時代の全部であることのようになってはいけない。歴史の大きな流れを知らなければならない。慰安婦問題などを考慮してみるとき、韓国人が受けた苦痛と日本人の困難を同一線上におかれては困る。特に多数の米国民は、韓国といえばコメディードラマである『MASH』に現われた朝鮮戦争当時のイメージを持っているだろう。歴史を知らない11、12歳の子供たちがこの本を読めば韓国人たちをどう思うか」

  ◆ジョン・ドリア(ウェスリー中学校校長)=「本の内容とともにこれをどう教えるかも重要な問題だ。私たちは『竹の森遠く』を歴史書ではなく英語の本として教えている。それでも韓人社会で主張するようにこの本で子供たちを教えてみると、ややもすると、本当に苦しんでいる韓人たちに対する内容が欠落する場合がある。そこで我が校は、この本で教える前に歴史の教師に事前教育をする」

  ◆ミン・ウソン(ボストン老人会長)=「私は日帝時代に生まれ、朝鮮戦争まで経験している。私が見たところ『竹の森遠く』は狭小な視覚で社会を解釈したものだ。この本で韓国人と日本人の間に微妙な対立が増えた。日帝強点期の日本人はもっと多くの性的暴行や殺人を犯したのに、この本を見ると韓国人たちの方がもっとひどかったと思うのではないか」

  ◆ヨーコさん=「これは元々、本を作ろうとしたのではない。親と環境に常に文句ばかり言う米国人の幼い少女のために書いた10枚の手紙をもとに書いたものだ。私が経験した生存の問題を扱ったものであって、歴史を扱ったものではない。日帝が韓国にした行動は本当に悪かったと思うので謝罪する」

  ◆チョン・ヘヨン(韓人保護者)=「この本を読んでみると韓国人が加害者だという感じを受ける。ひょっとすると幼い子供たちに、韓国人たちはみな酔っ払いで痴漢だという印象まで与えるかもしれない。こんな面でこの本は事実を誤導する危険がある。悪いが、米国人たちは世界史をよく知らない方だ。こんな状況で『竹の森遠く』を中学校必須図書に入れるということは望ましくない」
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