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<大リーグ>HR15本打つと言った姜正浩、満塁HRで約束守った(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.11 13:09
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姜正浩(カン・ジョンホ、28、ピッツバーグ・パイレーツ)のバットが稲妻のように回った。バットに当たった球が飛んで行くまさにその瞬間、シンシナティ・レッズの捕手タッカー・バーンハート(24)はホームランを直感したように全身をよじって悔しがった。

姜正浩が10日(韓国時間)、米国オハイオ州のシンシナティ・グレート・アメリカン・ボール・パークで開かれた遠征競技でメジャーリーグ・デビュー初の満塁ホームランを打った。2日連続でホームランを飛ばした彼は今年のシーズン自身が明らかにした目標であるホームラン15本を記録した。残った24試合で姜正浩は2006年に城島健司(日本)が立てたアジア打者デビューシーズン最多ホームラン(18本)に挑戦する。

 
姜正浩は1-1で迎えた6回表1死・満塁の場面で打席に入った。レッズの先発投手キーバス・サンプソン(24)は併殺打誘導のために初球から4球目まで全て内角の直球(フォーシーム・ファストボール)ばかり投げた。ボールカウント2-2でサンプソンが選択した球も内角の直球だった。時速150キロメートルの速球が若干中央に寄ると姜正浩のバットが鋭くのびた。発射角度25.4度、打球のスピード時速174キロメートルを記録した打球は117メートルを飛んだ後、レフト側の外野席に落ちた。今年パイレーツで初めてのグランドスラムだった。5-4で勝利したパイレーツはナショナルリーグ中部地区2位(83勝55敗、勝率0.601)を守った。

シーズン終盤になるにつれ姜正浩のパワーが際立って見えている。前日の試合では8回でレッズの4人目の投手コリン・バレスターのカーブ(時速124キロメートル)を飛ばし、2階席に落ちる大型ホームランを打った。公式飛距離135メートル、Statcast測定145.1メートルで、距離では今シーズンのメジャーリーグ全体7位に相当する長距離砲であった。反発力が低い遅い投球を打ち返し、超大型ホームランを飛ばしたことに特に驚かされた。

姜正浩の連続ホームランはパワーだけでなく戦略の勝利でもある。彼の左足の動きを見れば姜正浩がどれほど鋭敏にメジャーリーグに適応しているのかが分かる。

姜正浩の14・15号ホームランは全て「一本足打法」(右手打者のステップを踏み出す足である左足を上げた状態で打つ)姿勢から出た。今シーズン開幕戦で彼の打球フォームは物議の対象になった。メジャーリーグの投手達は平均時速148キロメートルの速い直球と140キロメートル以上のシンカーを投げる。韓国内外の専門家らは姜正浩が韓国のように左足を高く上げて打てば米国で生き残ることができないだろうと懸念した。下半身の移動が大きければパワーを集めるには良いが速球に対処しにくいためだ。


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