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【コラム】調味料を入れない韓国料理、外国に行かないと出会えない現実

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.28 15:44
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昨年の夏休みの時にフランス・パリで友人に会った。ぽっちゃりした頬がトレードマークだった友人だ。パリ生活3年目のその友人の顔と体は見違えるほど細くなっていた。ダイエットをしたのかと聞くと面白い答えが返ってきた。「韓国料理ではなくフランス料理を食べていたら、何にもしなくても痩せたようだ」。15キロほど痩せたという。“自然に近い食事”韓食が流行なのにフランス料理を食べて痩せたって? ちょっと理解ができなかった。フランス料理の方がもっと脂っこくないだろうか。

友人の説明が続いた。「ソウルで私たちがよく食べる、あるいは食べるほかなかった食べ物は、唐辛子の粉やコチュジャン(唐辛子味噌)がいっぱい入っている。体に良いという味噌も、相当塩辛く入れてこそおいしい味噌チゲと呼ばれ、そういうチゲを出す店がうまくいく。われわれが普段、外食として食べていた韓国料理というのは塩気の強い料理なのだ。もちろん、そこには調味料もたくさん入っていたはずだ。ところが、フランス人は調味料というものを知らない。食欲を引き出す味を出すために化学的な何かを料理に入れると説明しても全く分かってもらえない。そうしてフランス料理をよく見てみると、素材の味で勝負する場合がとても多かった。使っても塩くらいだ。とにかくフランス料理で1日3食を食べていたら、食べ物の摂取量が減った。辛い・塩辛い・甘いという刺激的な味の食べ物を避けたら、ご飯やパンのようなものも自然に避けるようになったので、それで痩せたのだと思う」。それなりに合理的な体重減少の理由を聞いて納得できた。調味料だろうが味噌・醤油・コチュジャンのような醤類だろうが、韓国の食文化には材料に加える添加要素が多い。『宮廷女官チャングムの誓い』のようなドラマを見ると、 以前は薄い味付けの淡白な食べ物が多かったが、いつの間にか韓国の食べ物には濃い添加要素がたくさん入ったものがより自然なものになった。

食べ物を代表的な例として挙げたが、「どこに何を追加するか・外すか」という問題は、最近の生活全般にわたる悩みの種だ。食べ物の調理に使われているものだけではなく、生活用品に付加されている様々な色や香りも同じ部類だ。調味料や味噌がご飯やパンを呼ぶものなら、色や香りは使う人を呼ぶという誘惑的な刺激剤の役割を果たしている。色と香りを決定する添加剤は、たいていの場合、化学を活用した人工合成の結果だ。このように刺激的な化合物は、食品医薬品安全処のような公認機関で許す範囲内でのみ使われるので、健康に大きな害はないと考えられる。

 
それでも刺激的な誘惑補助剤として使われている添加剤に対する心配はますます大きくなっている。こういう状況なので、「添加剤なし」「人工合成物なし」といった文句が最近の生活用品ではたくさん目につく。「自然から得た」「天然材料で作った」のようなものが初代エコ製品だとしたら、その次は有機栽培のものがトレンドだった。「さらに自然に近い」「もっときれいな自然から得た」というコンセプトだった。ところで最近は「何も入れていない」が大勢を占めている。その次のトレンドは何になるのだろうか。「自然そのまま」になるのか、気になるところだ。

カン・スンミン記者

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