韓国首相候補の金容俊落馬…閉鎖的な人事の悲劇(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.30 09:44
首相指名から5日後の金氏の辞退は朴次期大統領の「密室人事」スタイルがもたらした検証の不十分さが原因というのが大方の分析だ。
朴次期大統領は「法治・道徳性、弱者に対する配慮」を金氏指名の理由に挙げたが、首相指名翌日の25日から8歳と6歳の息子に対する江南(カンナム)の土地の便法贈与疑惑、1970~80年代の部長判事時代の首都圏の土地集中買い入れ疑惑などがふくらんだ。2人の息子がともに兵役の免除を受けたという事実は「ノブレス・オブリージュ」(指導層の道徳的義務)に反するという批判も出た。