韓国最大「カカオトーク」がモバイル決済…銀行の二面戦略(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.06 11:57
ハナ銀行が2012年に出した「ハナNウォレット」はカカオが提供しようとするサービスと似た機能を備えている。仮想通貨「キャッシュナッツ」をチャージして送金したり決済に使う。仮想口座に現金をチャージして使う方式のためハナ銀行・外換銀行の顧客でなくても構わない。最近ではGSリテールと提携し決済可能な加盟店を拡大した。Nウォレットをダウンロードするだけで積立金などに優待金利が適用される。
ハナ銀行は一方で中国のアリペイと組んだ。中国人観光客が人民元をチャージした後に韓国内の加盟店で利用すると、ハナ銀行がウォンやドルに替えて支払う形だ。同行関係者は、「まだ初期段階だがアリペイが韓国に本格進出すればパートナーシップも拡大するだろう」と説明した。新韓銀行は先月直接決済が可能な「マイ新韓ペイ」を投入した。KTとともに運営している電子ウォレット「Zoomoney」も運営している。携帯電話番号を利用して仮想口座を開設しサイバーマネーをチャージすれば送金と決済が可能になる。中小企業銀行も電子ウォレットアプリ「IBKワンマネー」を改編している。