セウォル号事故から36日…やるべきことをしない韓国国会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.22 09:21
旅客船「セウォル号」沈没事故から36日目の21日、国会は政府を相手に2日目の緊急懸案質疑をした。しかし22日に選挙運動が始まる6・4地方選挙のため、議員の大半が席を外し、会議の進行に支障が生じた。288人の在籍議員のうち議事定足数の58人(在籍議員の5分の1)を満たすのも容易でなかった。朴炳錫(パク・ビョンソク)国会副議長が「両党院内代表は議員室に(本会議に出席するよう)文字メッセージを入れてほしい」と要請した後、かろうじて本会議を開くことができた。
質疑応答でも実効性のある対策や鋭い指摘は見られなかった。長官に対して大声を上げたり怒鳴ったりする旧態が再現された。議員の間でも非難が出てくるほどだった。セヌリ党の金武星(キム・ムソン)議員は「いかなる準備もなく市民の感情に便乗して政府に大声を上げ、分かりきった質問と返事が行き来する形が繰り返されている」と話した。匿名を求めた新政治連合の重鎮議員も「セウォル号惨事という国家的な悲劇を追及して説明を聞く席だが、定足数が不足して待つというのはみっともない状況だ」と述べた。