中国、インドの領土に相次ぎ侵犯…51年越しの国境紛争また勃発(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.02 09:38
全面戦争に突入するにはまだ弱いレベルの挑発を続けている点は、アドルフ・ヒトラーの戦略を連想させる。ヒトラーは1934年の執権後、ライン川一帯に軍隊を配置したのを始めオーストリア、チェコスロバキアのズデーテン地域などを、同じドイツ民族という名分を前面に出して取得していった。英国・フランスなどが戦争を望まないという弱点を利用したのだ。ニューデリー政策研究センター(CPR)のブラマー・チェラニー教授は、このような点を指摘して「柔弱なインドのマンモハン・シン政権が、当然インド領土であるところを紛争地域化しようとする中国の戦略の言いなりになっている」と批判する。
中国がアルナーチャル・プラデーシュ州地域を自国領土化しようとするところには、水資源の確保問題が介入している。ここにダムを建設してチベットから源を発してインドに流れるブラマプトラ川の水を遮断して活用するという意図だ。