韓国と日本が全世界スポーツ界の花とも呼ばれるサッカーワールドカップを共同開催してから６年が経った。ワールドカップの歴史上、初めての２カ国同時開催という記録を立てたのは、単純にスポーツ界の歴史の一行を飾っただけではなく、過去から現在に至るまで密接な協力関係を保ってきた両国の交流環境を、さらに強くする礎石になったと思われる。

このような韓日の密接な文化協力関係をビジネス面でもより強く構築していくために、韓日両国間のＢ２Ｂ電子商取引サイトであるDAWIT.JP(www.dawit.jp)が韓国でオープンされ、関心を集めている。

DAWIT.JPを運営している咸正洙(ハム　ジョンス)代表は「DAWIT.JPは世界の貿易取引の中で韓日貿易の取引がますます活性化し、両国ビジネスにおいて役に立つサイトを作りたい」とサイトオープンの目的を説明した。

「日本の相当の企業は韓国に進出したくてもどのようなプロセスを踏めばよいのか、韓国に自社商品やサービスを紹介したいときはどうすればよいのか、最適なサービスを提供している韓国企業はどこで探すのか、本当にその企業は十分なサービスをしてくれるのか、などさまざまな疑問を持っている企業が多く、そのような心配をするのも当然だと思う」

国内ビジネスでも相手の会社に対する信用と信頼に対して真剣になるのに、海外取引こそあらゆる危険に対するフィルタリングをさらに強化する必要があると思われる。

(株)Dawit Trustが運営している韓日貿易サイトでは、このような懸念を最小限化するため、韓国の企業がサイトに登録するには事業者登録番号(韓国内で法的に事業が行えるため国が与える事業登録番号)を付与された企業に限っている。

また日本の企業のうち、韓国への進出を企画、または自社商品を韓国内で販売しようとする企業のため、該当する会社へのＤＭ発送サービスや市場調査などのサービスを提供している。

(株)Dawit Trustでは韓国政府機関の大韓商工会議所が発行する経済雑誌KCCIで、Corporate Partnerとして２面にわたって紹介されたほか、「2008年韓国中小企業への流通相談会」では、日本担当のコンサルティング役を果たすなどして、その力量を広げている。

韓日の強くて緊密な貿易の懸け橋の役割を果たすため誕生されたDAWIT.JPが、 韓日貿易とビジネスをより強く結びつけることを業界では期待している。