【コラム】刀剣は鞘に入れても使うことを忘れてはいけない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.22 14:41
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で軍将官進級申告を受けた後、「刀剣は抜いた時ではなく鞘にある時が最も脅威」とし「強い力で平和を率いる軍がなってほしい」と述べた。文大統領の言葉はヴィンセント・ブルックス元韓米連合司令官の発言と比較される。ブルックス元司令官は昨年6月、韓米同盟フォーラム招請演説で「刀剣を鞘に入れておき、使うことを忘れないことが重要だ」と述べた。
文大統領の言葉のように刀剣はむやみに抜き出してはいけない。しかし必要ならば抜いて実力を見せる必要がある。達人の刀剣が鞘から抜かれるかもしれないために注意する。軍事力もむやみには使わないが、必要な場合は使う準備ができていなければいけない。「鞘の中にある時が最も脅威」という言葉は、軍に「刀剣を抜いてはいけない」という誤ったメッセージを与えかねない。ブルックス元司令官が「刀剣を使うことを忘れてはいけない」と強調した理由だ。