【グローバルアイ】ドーナツのような韓日関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.26 06:33
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と小泉純一郎首相は任期が3年7カ月重なった。任期序盤、ハネムーンのような時期もあったが、靖国神社への参拝強行、歴史教科書の葛藤などで両首脳はほぼ敵のようになってしまった。小泉首相は任期終盤だった2006年8月15日、靖国神社を参拝したことを含めて任期中に合計6回靖国に行った。
その時も韓日関係が最悪といわれていたが、それでも両首脳の間には最小限の「対話が通じる関係」という信頼はあった。盧大統領は就任初年度に日本を訪れ、シャトル外交を現実化した。記者は伴わず、通訳だけを同行して1時間以上、2人だけで虚心坦壊に語る時間を設けたりもした。盧大統領は「状況が厳しいときほど会うべきだ」という考えを持っていた。2人は互いにうなり合っていても、各自国内政治状況を考慮しなければならない互いの境遇を理解する仲だった。盧大統領は小泉首相が職を賭して郵政民営化を推進する姿を見て「首相に国会解散権があるのがうらやましい」と語っていたが、実は小泉首相も「5年任期が保障された韓国大統領が本当にうらやましい」と考えた。