韓国、エネルギー新技術開発に2035年まで4兆ウォン投資(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.02 16:03
◆太陽光も浄水器のようにレンタル
韓国政府は2035年までにエネルギー革新技術開発に4兆ウォン(約4000億円)を投資する予定だ。スマート計器(AMI)、エネルギー統合管理システム(EMS)、エネルギー貯蔵システム(ESS)などが主な投資分野だ。こうした技術が実用化すれば、家庭・ビル・工場はそれぞれの電力消費特性に基づき照明・冷暖房などエネルギー使用を最適化し、エネルギー効率を上げることができる。
マンションの地下駐車場など共用照明をLEDに交換したり、生産設備・家電製品のモーターを制御し、電力消費を最大30%まで減らすインバータ電子製品を使用する形だ。ここからさらに発展したのが「ゼロ」エネルギー建物だ。遅くとも2025年から新しく建設するビルの場合、ESSを活用して建物で使用する電力を独自で生産する施設を備えなければならない。単純な省エネから一歩さらに進み、収益創出も期待できる。エネルギー効率を高める新技術と製品を結合したエネルギー管理統合システムを一つにまとめて海外市場を開拓できる。