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【社説】2010年大韓民国、世界の中心に進め

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.02 11:27
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今朝の太陽は特別に新しい。21世紀の「新しい10年」(new decade)」が始まったのだ。10年前、人類は新しい千年の夢でいっぱいだった。しかし冷厳な実存を見せつけられた。10年は9・11テロで始まり、衝撃的な経済危機で締めくくった。テロの亡霊はサンタのようにクリスマスにまたやって来た。戦争はアフガニスタンで続いている。

しかし人類は希望の中で新たな10年を迎えている。乗客たちがテロ犯を捕まえ、42カ国の軍隊が戦地に駆け付けた。世界は温暖化の災いから未来を救おうと汗を流す。道は遠いが行進は続く。多くの国が知恵を集めて経済危機を追い払おうとしている。黒人が米国大統領になり、ヨーロッパでは統合大統領を選んだ。中国が活力を導き、民主化の息づかいはイランで生まれている。新たな10年は、そのようにしてやってきた。

 
2010年は韓国にとっていっそう格別な年だ。竹のように節ごとに試練と光栄の歴史が刻まれている。韓国人にとって今年は「○○周年の年」である。100周年(国家喪失-韓日併合)、60周年(廃墟-韓国戦争)、50周年(革命-4・19)、40周年(産業化-京釜高速道路)、30周年(民主化運動-光州抗争)、20周年(国境拡大-北方修交)、そして10周年(南北和解-6・15)だ。どれだけ驚くべき歴史か。しかし振り返ることはできない。2010年、韓国人は新しい行進を始めなければならない。

長年の歳月、韓国は世界の辺境だった。朝鮮は中国の朝貢国だった。やっと独立を宣言するやいなや日本に国を奪われた。苦労して取り戻した国はふたつに分かれ、戦争を経験した。韓国は国際社会の援助を受ける後進国だった。そんな国が、すでに世界の中心地帯に移動している。韓国は世界史初、援助を受ける国から与える国に変わった。2010年は開発援助国としての元年だ。アフリカの未開の地よりも暮らしぶりの悪かった国が、G20議長国になった。11月、20の主要国の首脳、長官、企業家がソウルに集結する。経済危機の出口戦略と危機以後の世界を論議する。韓国の主催でソウルで行われるのだ。

辺境から中央に進む行進は、しかし挑戦と応戦の道だ。自動車に、携帯電話に、原発を輸出すれば、外為保有高が多ければ、G20会議を主宰すれば自然にできていく道ではない。外見ばかり立派でも国家が世界の中心に自動的に移動するのではない。中心に進むためには先進的精神のインフラ(infrastructure)をもたなくてはならない。大統領から国民まで力を合わせて壮健なピラミッドを作らなければならないのだ。

ピラミッドのてっぺんは大統領だ。李明博大統領は幸いに活力を取り戻している。ろうそくデモに追い回され、青瓦台後方の山に追われた大統領ではない。活気に満ち、行動力にあふれ、働く大統領へと変わっている。双竜自動車、鉄道ストライキで原則を守り抜いた。北朝鮮を原則的に扱っている。忙しく走りながらG20を誘致し、400億ドルの原発をつかんだ。サルコジ大統領がやきもちを焼くCEOリーダーシップだ。しかし疎通と統合から見れば、李大統領はまだ不足したリーダーだ。非主流を包容し、野党・国民ともっと疏通すれば、世宗市と4大河川はここまで混乱しなかっただろう。大統領はオバマ大統領のように、疎通の先進型リーダーシップをもつべきである。

頂点を支える国家の中心部は行政・立法・司法部だ。そして社会各界の指導層だ。その中でも特に政界が重要だ。宗教は上水道工事で政治は下水道工事だと言った。下水道がつまっていなければ葛藤も抜けていくからだ。ところが韓国の政治はつまった下水道のようだ。汝矣島の下水が社会の堤防を脅かしている。

企業家たちは遠く異邦の中東砂漠に原発を作ることになっても、汝矣島発電所からは放射能が流出状態だ。与党は疎通不足で野党は承服することを知らない。世宗市、4大河川の対立に憲法改正と行政区域・選挙制度改編のような先進化インフラは後回しになって滞っている。2010年、韓国の政治には改革のビッグバンがなければならない。与・野党指導部を入れ替えて国会法を改め、先進化インフラを整えるべきだ。

ピラミッドを築くのは熱心に生きていく健全な市民だ。彼らが幸せでこそピラミッドが幸せだ。彼らが共同体に愛情を持ててこそ先進国であり中心国なのだ。彼らを生かすのは元気な経済だ。1年前、韓国は非常事態だった。中央日報の社説では1592年の壬辰倭乱のように、国家が生存の危機に立ったと書いた。そして李舜臣(イ・スンシン)の覚悟のように韓国には「まだ船が12隻残っている」(尚有十二)と書いた。12隻を率い、相当な覚悟をもって危機の海をかきわければ最終的に勝つことができると書いた。

韓国人は生きて帰ってきた。マイナス成長の幽霊に勝ったのだ。経済協力開発機構(OECD)30会員国のうち、プラス成長は韓国、オーストラリア、ポーランドだけだろう。今年の見通しは5%以上だ。外為保有高は2709億ドル(世界6位)で、貿易黒字は過去最大(430億ドル)だ。しかし危機は終わらなかった。最も苦しい人が庶民と失業者だ。貧富の格差、個人負担教育費、景気の低迷で庶民の冬は寒い。青年失業者は今年42万人余りで、前年より5万9000人も増えた。今は大変でも、庶民が希望を持てるのが先進国であり中心国なのだ。

2010年はトラ年だ。トラは韓国を象徴する動物だ。88年のホドリを忘れたか。今年、トラが行進を始める。輝く目と壮健な4本の足で雪原を越えて進む。辺境から中央に、外郭から中心に進む行進だ。行進がどれだけかかるかはわからない。重要なのは、歩みを始めることであり、止めないことだ。

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