【社説】日本領事館前の「徴用労働者像」設置は自制すべき

【社説】日本領事館前の「徴用労働者像」設置は自制すべき

2017年09月20日07時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  全国民主労働組合総連盟(民主労総)が来年のメーデー(5月1日)に釜山市(プサンシ)東区の日本領事館前に「強制徴用労働者像」を設置する計画を進めると明らかにした。この銅像はすでにソウル龍山(ヨンサン)駅と仁川(インチョン)富平(プピョン)に設置され、来月には慶尚南道(キョンサンナムド)と済州(チェジュ)にも設置される予定だ。強制徴用労働者像も「慰安婦少女像」のように全国に広める計画が進む中、今度は日本領事館の前に設置するという。

  日本強占期時代の強制徴用は当時の日本政府の人権じゅうりん行為として謝罪と賠償が行われるべき事案だという点は確かだ。被害者賠償訴訟も2000年代初期から続き、2012年に最高裁判所は下級審が敗訴判決をした関連損害賠償訴訟で原審を破棄し、企業の賠償責任を認める趣旨で差し戻した。翌年、差し戻し審で勝訴判決をして以来、現在まで下級審で日本企業の賠償責任を認める趣旨の判決が相次いでいる。しかしまだ最高裁は再上告審の結論を出さず、依然として留保した状態だという点で、締めくくりが必要な事案でもある。最近の映画『軍艦島』で徴用問題に対する国民の関心が高まったのも事実だ。

  しかしこうした歴史的な問題をめぐり物理的・感情的な衝突に向かうのは望ましくない。日本領事館前の少女像問題で韓日間の外交的葛藤と混乱が続く状況で、さらなる葛藤要因を作るのは賢明でない。特に現在、韓国は北朝鮮の核実験とミサイル発射で国際社会が韓国の安保状況に注目するほど危険で敏感な状況を迎えている。日本は緊密な安保的協力関係を強めるべき地理的に最も近い隣国だ。こうした状況で労働団体の民主労総が率先して外交公館前の銅像設置を強行し、感情的に葛藤を深めることは自制しなければいけない。この問題こそ両国間で長い対話と共感で解決していく必要がある。
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