<外交官脱北>彼はどんな役割は担っていた?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.19 10:06
外では「広報マン」、中では「軍紀班長」。在英北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使(55)が担った役割だ。米国自由アジア放送(RFA)はテ公使が大使館内で「細胞秘書」として英国滞在外交官とその家族の思想教育業務を掌握してきたと伝えた。細胞秘書とは党員の組織生活の責任を担う役割をする「軍紀班長」に該当する。公館の外では体制の宣伝を担当する「広報マン」だった。
テ公使は英国内の左派団体と緊密に交流し、各種講演会に姿を現わした。ユーチューブに公開された講演の映像で、テ公使は「米国が我々の核保有に反対するのなら、米国も我々に核を使用しないという約束をするべきだ」とし、北朝鮮当局の立場を代弁した。講演は流ちょうな英語で進めた。時間と場所が不明の講演でテ公使が述べた言葉だ。