村山氏「思無邪」、河野氏「真実」…安倍政権の歴史修正主義に忠告(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.10 09:55
村山富市元首相は9日、河野洋平元官房長官と対談形式の記者会見を開く前、東京日本記者クラブの芳名録に「思無邪」と書いた。論語に出てくる言葉で、邪悪の念がないという意味だ。河野元官房長官は「真実」と記した。「まず事実、真実を認めることが重要だ」と述べた。村山談話と河野談話の2人の主役が安倍内閣の歴史修正主義の動きに厳しく忠告するという意味が込められたとみられる。実際、2人は会見で安倍晋三首相に直言した。会見では河野元長官が村山談話を、村山元首相が河野談話を説明し、目を引いた。以下はテーマ別の主要発言。
◆旧日本軍慰安婦問題
河野氏=宮沢喜一首相が韓国を訪問し、韓国側から慰安婦問題に関する調査の要請を受け、調査を約束した(1992年1月)。首相の帰国後、調査が始まった。政府省庁で慰安婦関連文書と証人を探し、米国まで行って調査した。20余年が過ぎて問題になっているのは残念だ。数十年間にわたり日韓関係はうまくいっていたが、この数年間で残念な状況になった。お互いに対する信頼が低下した。最も近い韓国とこのようになってはいけない。お互い理解を広めれるのがよい。