日本民主党の鳩山由紀夫代表が１６日、首相に公式就任した。日本の国会はこの日、特別国会で首相指名選挙を実施し、鳩山代表を第９３代首相に選出した。鳩山氏は天皇から任命を受け、鳩山内閣を発足させた。

鳩山首相はこの日、民主党参院議員総会で「今日が新たな歴史の転換点。政治と行政の仕組みを根本的に変えるスタートの日だ」と述べた。日本で野党が総選挙を通して単独で議席の半分以上を占め、政権交代を実現したのは今回が初めて。

鳩山首相は午後６時、首相官邸で初めて記者会見を行った。鳩山首相は「首相に選出された瞬間、日本の歴史が変わるという身震いするような感激と、強い責任を併せて感じた。この国を本当の意味での国民主権に変えていかなければならない。そのために先頭を切って仕事をする」と述べた。

鳩山首相は官僚ではなく政治主導で政権を運営するという原則を再確認し、「国民のための政治をする。官僚依存から脱した政治を実践するための大きな船出」と強調した。

鳩山首相は最も重要な政策に育児支援手当とガソリン暫定税率の撤廃など国民家計に影響を及ぼすものを挙げ、「マニフェスト（政権公約）と連立政権で合意した内容、（国民が）が政権に期待している施策を推進する」と述べた。

財源の確保については「初年度に必要な７兆円余りは十分にめどが立つと確信している」とし「事業分析をする行政刷新会議をすぐに稼働させ、無駄遣いをなくす」と述べた。今年の補正予算については「執行停止を要求する部分が出てきているが、地方活性化のために編成されたものはそのまま推進する」と明らかにした。


鳩山新首相「政治・行政システムを変える初日」（２）

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