韓経:サムスン・ソウル大・KAIST、「AI半導体」で提携
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.17 13:06
サムスン電子が人の脳に似た次世代人工知能(AI)半導体ニューロモーフィックチップ開発のためにソウル大、KAIST(韓国科学技術院)など国内有数の大学と手を握った。
関連業界によると、ソウル大工学部はサムスン電子の全額予算支援で傘下研究所ニューラルプロセッシング研究センター(NPRC)を昨年12月に開設した。ソウル大、KAIST(韓国科学技術院)、ポステック、UNIST(蔚山科学技術院)の4大学の17人の教授と100人の研究員が参加するマンモス級産学協力プロジェクトだ。低電力システム分野の世界的権威者であるチェ・ギヨンソウル大電気情報工学部教授がセンター長を務める。サムスン特有の秘密主義から抜け出した新たな試みであり、さらに注目を集めている。
ニューロモーフィックチップのグローバル競争で勝利するための17個の核心基礎技術開発が目標だ。ニューロモーフィックチップは人間の脳の作動方式を実現した半導体。アップル、インテル、IBMなどグローバル情報技術(IT)企業が技術開発を進める未来の技術だ。この分野でトップを走るIBMのニューロモーフィックチップ「TrueNorth」の人工神経細胞は2億6000万個で、蜂の脳の処理能力に近づいたと評価される。