電子薬時代、飲む代わりに移植する(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.28 11:59
工学と医学の結合が加速している。医工学を専攻した慶熙サイバー大のチョン・ジフン教授(モバイル融合学科)はコラムで、「完全に違う学問分野だと考えられてきた電子工学と医学が密接な関係を結んでいる。世界で挿入型電子薬に関するさまざまな研究が行われている」と述べた。延世大のキ・ジェホン教授(医工学部)は「工学技術を活用すれば問題点を解決できる」と話した。情報技術(IT)を活用した電子薬は副作用の最小化という長所がある。化学薬品で作られた従来の薬品は血管を通りながら回って作用する。こうした理由のため完全な細胞で薬品の副作用が発生する可能性がある。抗がん剤を投与する場合、髪の毛や爪が抜けるのが薬品副作用事例だ。広く使われているアスピリンは空腹で服用する場合、胃かいようを起こすこともある。これに対し、電気信号を使う電子薬は吸収過程がなく、化学的副作用の発生が基本的に遮断される。
もちろん電子薬にも短所はある。まず神経系に装備を移植する過程で感染が発生するおそれがある。電子機器が誤作動する場合、神経系の異常を招く危険もある。肥満治療電子薬を開発したエンテロメディクスは「感染・下痢・うつ病をはじめ臓器の損傷が発生する可能性があり、急激な身体の動きのため電子薬を再設置しなければならないこともある」と警告している。