<趙英男の日本文化ルポ>3.「夜の文化」の韓国留学生たち
「水商売」で代表される日本の「夜の文化」に関心を示す人がかなりいる。アン・アリソンというフェミニズムの人類学者もその一人のように思える。たとえば、同氏は、日本のクラブなどで密かに行なわれている「夜の文化」を、文化人類学のフィールドワーク(野外調査)の対象にし、乱れた性文化と男性優越主義の文化を批判した。
実は、そうしたものは、韓国人にとって好材料だ。「日本文化は好色文化」という韓国人の常識を裏付けてくれるからだ。だが、私はきょう、そうした常識とは異なる側面に触れたい。先に結論から申すと、日本の「夜文化」のきちんとしたマナーについて語りたい。また、その夜の文化を習ってくる韓国女性のことを、別の見地から考えてみよう、との提案である。
誰もが知っている事実だが、非公式的なチャンネルを通じて稼働されている日本文化の存在まで念頭に置き、習うべきものはぜひ習おう、とのことだ。くだらない偽善などやめようというのが私の少し飛んだ提案だ。