冬季五輪は「マネー・オリンピック」(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.17 10:49
冬季スポーツの両極化現象はある国家の中でも見られる。米国は人口の15%が黒人だが、冬季五輪に出場する黒人は数えられるほどだ。最近、選手のうちにヒスパニックとアジア系の割合が増加しているが、依然として白人の割合が高い。冬季スポーツは黒人が強い「バックヤード(backyard・裏庭)スポーツ」とはかけ離れている。バスケットボールのように多くの費用が要らなくても裏庭で簡単に楽しむことができるスポーツではない。
冬季五輪初の黒人金メダリストは2006年トリノ五輪のシャーニー・デービス(米国スピードスケート)だ。このような事情は他の国も同様だ。全南(チョンナム)大学体育教育科のキム・ヨングァン教授は「冬季スポーツは北緯30度上の地域で胎動した。黒人としては冬季スポーツに接することが難しい構造」として「黒人選手たちは爆発的な瞬発力とパワーを持っている。機会さえあれば、ショートトラックやスピードスケートで頭角を現わすだろう」と説明した。