本音が出た中国経済の解決法(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.19 10:26
実際、シティグループの外国為替戦略家ポンコンはブルームバーグとのインタビューで「中国が人民元の安定のために外貨準備高の相当部分を動員する展望」と話した。その余波で専門家たちは今後、中国の外貨準備高が毎月400億ドル(約47兆2000億ウォン)ずつ減るとみている。ここには資本離脱で発生した外貨準備高の減少分が含まれている。ブルームバーグは「中国担当エコノミストは中国の外貨準備高が来年末ぐらいには3兆ドルまで減ると予想した」と伝えた。先月末基準で中国の外貨準備高は3兆6500億ドル水準だった。
中国は今回の人民元の波動で何を得たのだろうか。フィナンシャルタイムズ(FT)は「人民元の下落で輸出が明らかに増える可能性は高くない」と見通した。また人民元が今回の計算法の変更により国際通貨基金(IMF)のメジャー通貨バスケットに近い将来含まれるのかどうかも依然として不透明だ。市場が計算法変更の目的として選んだ2つが近く実行される可能性は大きいとは思われない。