10倍速いインターネット…韓国KT会長が速度戦宣言(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.21 17:15
黄昌圭(ファン・チャンギュ)KT会長が今より最高10倍速い「ギガ(1000メガ)インターネット」を基礎に通信版「黄の法則」を実現すると主張した。黄会長は20日の就任後、初めて記者懇談会を開き、「今後3年間に4兆5000億ウォン(約4500億円)を投資し、ギガトピア(GiGAtopia)を実現する」と明らかにした。サムスン電子半導体部門を率いて毎年フラッシュメモリー容量を2倍に増やしたように、通信分野でも速度戦を主導するということだ。通信網高度化と通信-他産業間融合サービスで情報通信技術(ICT)市場を主導するという腹案だ。
まずKTは2017年までに、有線は現在(100メガ)より10倍、無線は3倍速いネットワークを構築する予定だ。ギガ網が完成されれば、高画質(HD)映画1本を10-20秒でダウンロードできる。こうしたネットワーク投資を通じてKTはまず年内に高画質(HD)より4倍鮮明な超高画質(UHD)IPTVを商用化し、6月までにDMBより10倍鮮明な画質でスポーツ競技などを視聴できる「オルレパワーライブ」を都心密集地域に拡大適用することにした。黄会長は「ギガトピアが実現すれば、人間とすべてのモノがインターネットにつながる」とし「これを基礎にした融合サービスを通じて、ICT生態系の活性化はもちろん、国家と個人・産業のすべてに便利な環境を提供することになるだろう」と説明した。