金正恩委員長が核兵器をなくせば韓国型原発を建てよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.15 15:28
米国政府が北朝鮮にロシア型または米国型(ウェスチングハウスモデル)軽水炉を入れようと主張し、韓国政府は力がなく声を出せなかった時、政界で激しく抵抗した主人公は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領、李哲(イ・チョル)元議員、柳寅泰(ユ・インテ)元議員だった。彼らは議席が10人ほどの群小野党の政治家だった。94年7月6日、国会の対政府質問で李哲議員は「米国が韓国の技術で北の軽水炉を建設するのに反対し、韓国には資金を負担させようとしている」と暴露した。
同じ時期、盧武鉉民主党最高委員は、大田(テジョン)原子力研究院で韓国型原発を開発し、対北朝鮮軽水炉支援団長を務めて政府交渉代表団の一員だったイ・ビョンリョン博士をソウル汝矣島(ヨイド)のマンハッタンホテル(現在はレキシントンホテル)に密かに呼んだという。盧武鉉最高委員はイ博士に「いま南北関係がふさがっているが、韓国型原発で北に穴を通すべきではないか。南北間交流の窓口を米国のグローバル会社が独占するのはよくない」と伝えた。イ博士は盧武鉉最高委員に「多くの物資と人員が流れる巨大事業だ。いま韓国・日本・米国の3カ国交渉が進行中だが、必ず韓国型軽水炉を採択して韓国の資金と技術、人材と部品が北朝鮮に入るようにしなければいけない。政界が助けてほしい」と訴えた。