【コラム】日本の長期不況に似ていく世界経済…日本式の処方を学ぶ時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.12 16:52
「このままでは日本のようになるのでは」。1990年以降の約20年間、日本経済は嘲弄の対象だった。 世界各国は経済が傾くと、日本式の長期不況と国家負債を心配した。 「日本化(Japanization)」という新造語まで出てきた。 日本は似ないのが上策の「反面教師」だった。
しかし最近は言葉が変わっている。 日本は学ぶことが多い「他山の石」論だ。 グローバル金融危機の発生から4年目だが、欧州の状況は悪化し、米国と中国の経済までが下降している。 今後、グローバル経済は日本のような長期不況を避けるのが難しい見込みで、日本政府が行った財政投入がまだ最善の処方という考え方だ。 ポール・クルーグマン米プリンストン大教授とマーティン・ウルフ英フィナンシャルタイムズ(FT)コラムニストがこうした主張をしている代表的な人物だ。 2人は最近の対談で、「日本に謝罪したい。 今のグローバル経済は過去の日本に劣らない状況に陥っている。 日本のようになればまだ幸いだ。 日本をロールモデルとしなければならない」と話した。 2人の話に共感する人が増えている。