韓国のポスコ、ボリビア塩湖の水からリチウム抽出(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.24 10:53
リチウムは昨年15億5000万台に達した携帯電話などモバイル機器と電気自動車のバッテリーに欠かせない素材。世界1位の二次電池生産国の韓国は年間1万2000トンのリチウムを使用している。ここに入るリチウムは全量をアルゼンチン・チリなどから輸入してきた。
リチウムは鉱石にも存在するが、ほとんどは塩水に溶けている。リチウム含有量が高い塩水はチリ、アルゼンチン、ボリビア、中国など一部の国にのみ存在する。ボリビアは特に、世界埋蔵量の50%にのぼる540万トンのリチウムを保有する資源大国。最近はウユニ塩湖資源開発事業を本格的に推進している。
ポスコが2年間の研究の末、リチウム抽出技術の開発に成功したことで、韓国はボリビアリチウム開発事業に参加するうえで確実に優位を占める契機を用意した。現在、中国、米国、スイス、フィンランドなどがリチウム確保戦に乗り出している。