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【取材日記】日中「揚げ足取り外交」

2006.03.13 13:38
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イェ・ヨンジュン 東京特派員



#ラウンド1=李肇星中国外交部長が7日、内外信記者会見で「日本のリーダーが侵略戦争を指揮したA級戦犯に参拝するのが日中関係悪化の原因」と述べた。

 
ここまではよかった。ところがドイツのナチス清算と比べて「日本のリーダーは愚かで不道徳だ」とまで言った。外交首長らしくない非外交的言辞だった。

日本がすばやく揚げ足を取った。翌日(8日)、谷内正太郎外務次官が王毅駐日中国大使を外務省に呼んだ。抗議するためだ。しかし王大使はほかの日程を言い訳に拒否した。外交慣例上、想像しにくいことだ。駐在国政府の召喚に応じて彼らの意思を本国に伝達することは大使本来の任務の1つだ。

谷内次官は電話で抗議文を読むほかなかった。「意見が違っても適切な表現を使ってほしい」。表現は穏やかだが、雰囲気はかなりとげとげしかったという。

#ラウンド2=今回には麻生太郎日本外相が中国の「急所」に触れた。9日、国会で「台湾は日本と価値観を共有する国」「民主主義が成熟していて自由主義経済を信奉する法治国」と言ったのだ。

問題は台湾を「国」と表現したことだ。台湾を自国の一部と見る中国政府の立場からは聞き捨てならない言葉だった。それも「1つの中国」政策を公開的に表明する隣国外相の口から出た言葉だからだ。日本は1972年、中国と修交、台湾と断交した。中国は「中国の唯一の合法政府であることを承認する。台湾が中華人民共和国の不可分の領土であるとする同国政府の立場を理解し、尊重する」と明らかにした両国共同宣言にそむいた言葉だとした。麻生外相がその事実を知らなかったわけはない。

#ラウンド3=谷内外務次官と王毅大使が9日、東京市内で非公式会談をもった。言葉を訂正するどころか、双方、相手の過ちを問いただすのに躍起になった。「外相の発言は慎重でなければならない」(王毅大使)、「それは互いに同じだ」(谷内次官)

この3場面を振り返ればどうして両国関係がうまくいかないのか理解ができる。両国とも大国としての位相にふさわしくない水準で、単なるプライドの争いになっているのだ。その水準は、朝日新聞の11日の社説で「子供のけんか」と皮肉られた。

しかし外交というのは、一方で殴られればやり返し、それをお互い様としてしまう子供のけんかではない。時に説得し、時に譲歩しながら両方が得となる道を模索する創造的ゲームではなければならない。

日中両国が協力すれば両国はもちろん、東アジア全体にも大きな利益をもたらすだろうに。

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