57億ウォン浪費した「魚ロボット」、韓国政府の研究課題設定の失敗例
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.27 11:34
「研究院長より恐ろしいのは所轄官庁の事務官だ。研究予算を受けようとするなら事務官によく見せるべきだ」。政府系研究所A委員の哀訴だ。産業現場より政府の好みに合う研究をすることになりやすいということだ。工科大学B教授の話も似ている。「支援金対象を評価する時も論文配点が高く産学協力はおろそかになるほかはない」。
韓国政府は2013年基準として公共研究所に5兆6000億ウォンを投資した。大学にも4兆5000億ウォンを支援した。しかし毎年こうした大規模な金額を支援しても成果は大きくないという話が出る。「特許・ライセンス・技術指導」などの支出・収入を集計した「技術貿易収支」だけでも慢性的赤字を記録し、経済協力開発機関(OECD)29カ国で最下位だ。海外から買ってくる技術がそれだけ多いという話だ。