【社説】朴大統領、国民の前に立って説明すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.27 11:32
朴槿恵(パク・クネ)大統領が中南米4カ国の歴訪を終えて今日帰国する。朴大統領は強行軍と高山病による症状でリンゲル注射を打った。その症状は数日でなくなるだろう。一方で今、大韓民国が手術台の上に上がっている。任期の半分も過ぎていないのに大統領はレームダック(lame duck)の危機に瀕している。国政運営の動力を維持するか否かは彼女の対処にかかっている。
朴大統領は蚕のまゆのように縮こまらずに、国民の前に出なければならない。今年に入ってから彼女は対国民記者会見を1回しか行っていない。自身の核心側近が関わった疑惑のある成完鍾(ソン・ワンジョン)事件が起きたのに、彼女は国民にまともに説明しなかった。今からでも彼女は事件をどう思ってどのように対処するのか明らかにしなければならない。
首相は国政のナンバー2だ。大統領は首相を任命して首相職の実行に指揮責任を負う。李完九(イ・ワング)首相は瑕疵だらけで、成完鍾事件の対処で国民の信望を失った。ついに就任65日後に辞意を表わした。李首相や金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長らは嘘と無責任を見せた。大統領はこうした事態について道義的責任を避けるのは難しいだろう。これは成完鍾・京南企業会長が主張していた8人の疑惑が事実かどうかとは別の問題だ。