ユネスコ無形文化遺産、海女の登録めぐり「韓日戦」激化(2)

ユネスコ無形文化遺産、海女の登録めぐり「韓日戦」激化(2)

2013年12月18日16時19分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  パク元教授は「韓国の海女は、どんな職業群にもない高度な『寒冷適応能力(Cold acclimatization)』を保持していたことが学界で立証された」として「この大記録は永遠に破られないだろう」と話した。パク元教授によれば、韓国の海女は人が水の中で震え始める「臨界水温」が一般人より2~4度も低い。また冬になれば基礎代謝率が一般人より30%も増える。これに伴い、海水温度が摂氏7~10度まで下がる冬の季節にも潜水できる。しかし日本の海女はこのような寒冷適応能力がなく春夏にだけ潜水できたとパク元教授は説明した。

  済州の海女と日本の海女の間には大きな差がある。済州の海女は1人で水に入るが、日本の海女は2人1組で2~3メートルのひもで浮きと体をつなげて交代で水に入る。浮きに体が縛られて活動性が落ちることになる。一方、済州の海女は浮きに石をぶら下げて固定させるが浮きと体はつなげないので活動の幅が広い。また日本の海女はたいてい船に乗った補助員(主に夫)がひもを持って水に入る「補助潜水」をする。だが韓国の海女は自力潜水だけを行う。また日本には男性も水に入って海産物を採取する「海男」文化が存在する。パク元教授は「日本の海は韓国より水温が高いために皮下脂肪が少ない男たちも海女の役割を果たせる」としながら「これもまた韓国の海女が日本よりも冷たくて大変な海にさらに適応した事実を物語っている」と話した。海女歴50年のホン・ギョンジャさん(63)は「済州の海女の質は日本より優秀だ。釜山(プサン)や東海(トンヘ、日本海)はもちろん日本の海女の元祖も済州の海女」と強調した。

  ◆海女への政府の物的・法的支援が切実

  70年代に1万4000人に達した済州の海女は2010年現在で4000人余りに減った。年齢も60代以上が90%を超える。海女の平均年齢は2009年67歳から昨年は70歳へと毎年1歳ずつ高まっている。この傾向で行けば20年後には1000人未満に減る展望だ。

  イ・ソンファ済州道議員は「海女がユネスコ文化遺産に登録されれば、海女に対する関心と支援が増えて減少傾向に歯止めがかかる」としながら「しかし遺産登録の申請件数は、1国で1年1件と制限されており、私たちは海女のほかに燃燈会・仮面劇とも競合している状態なので問題だ」と指摘した。彼は「遅くとも来年3月中には文化財庁が海女を登録対象に決めればユネスコへの申請資格がとれるので急がなければならない」と強調した。

  吉ジョン宇議員は「日本の三重県が韓日共同登録を韓国側に打診してきた点も注目する必要がある」と話した。ユネスコのある消息筋は「韓国の海女の独自性は科学的に立証されたと見られるが、これと共に韓国政府が海女に対する物的・法的支援の意志を立証してこそ登録が実現するだろう」と話した。

  (中央SUNDAY353号)

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