【時視各角】韓日米の野党はなぜ同時墜落したのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.17 10:50
立派な女性の立派な演説だった。品位と情熱、感動があった。過去1年間、トランプ大統領の自慢・嘲弄・怒りの言葉に慣れていた米国社会が久しぶりに沸いた。
オプラ・ウィンフリー氏。先週のゴールデングローブ授賞式での演説で、彼女は沈黙と屈従に耐えなければならなかった女性たちの痛みを切なく訴えた。「少女たちよ! ようやく新しい日が近づくだろう」と語った。2016年7月の民主党全党大会で「いま遅い時間まで起きている少女たちよ! 次のガラスの天井を悪るのはあなたたちだ」と語ったヒラリー氏とオーバーラップした。集団錯視現象だろうか。「2020年ウィンフリー待望論」の火は急速に広がっている。先週末の世論調査によると、「トランプ対ウィンフリー」仮想対決の結果は39%対50%でウィンフリー氏の勝利だった。
貧しい未婚の母の娘として生まれ、9歳の時に同じ家に住んでいた従兄弟や叔父から性的虐待を受けた。14歳で家出をし、覚せい剤を服用して未熟児を生んだ。そのような経験を自身の「オプラ・ウィンフリー・ショー」で告白し、米国民は共に涙で慰めた。今はトランプ大統領よりも富豪(約3兆ウォン)になった。ストーリーがある人物だ。