【社説】アシアナ機の事故、航空安全の総体的点検の契機に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.08 10:42
6日午前11時27分(現地時間)サンフランシスコ国際空港で発生したアシアナ航空OZ214便の事故は残念で不幸なことだ。この事故でこれまで死亡2人、重態5人など183人の死傷者が発生したと集計された。
どんな事故も偶然に発生するケースはなく、全て原因があるはずだ。現在エンジン欠陥、操縦ミス、空港着陸施設の問題など事故原因をめぐりさまざまな推測が出ている。だが正確な事故経緯と原因は信頼できる過程を経て正しく収集し評価された証拠によってのみ究明できる。このためにはブラックボックスや残骸の確認と、乗務員、搭乗者、目撃者などに対する詳細な調査が必要だ。数カ月はもちろん1年を超えるかもしれない遠く細かな作業を経なければならない。現時点で事故原因を推量するのは時期尚早なだけだ。生半可な反応を控え、1967年の設立後14万件の各種航空事故を調べてきた米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査過程を見守り静かに結果を待つ成熟さを見せるべきだ。