4行がさらに営業停止…貯蓄銀行問題きょうが山場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.21 08:42
貯蓄銀行危機が最大の山場を迎えている。不健全化が激しいところに殺到した大規模預金引き出しのためだ。17日の2カ所に続き19日には4カ所が追加で営業停止となった。金融委員会は19日に臨時会議を開き、預金引き出しで流動性危機に陥っている釜山(プサン)2・中央釜山・全州(チョンジュ)・宝海(ポヘ)の貯蓄銀行4行に対し6カ月の営業停止措置を下した。これらの銀行は手形・貸し出しの満期延長などを除くすべての営業ができなくなった。
このうち釜山2・中央釜山・全州の3行は、17日に営業停止となった釜山・大田(テジョン)貯蓄銀行と同じ釜山貯蓄銀行系列だ。預金者の不安な思いから17~18日の2日間に合わせて4200億ウォンに達する預金が引き出されていった。自主的に確保した流動性に貯蓄銀行中央会預託金、緊急支援資金まで動員したが、殺到する数千人の顧客の前では力不足だった。これで釜山貯蓄銀行系列5行はすべて営業停止となった。宝海貯蓄銀行も17日に国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率が5%未満という事実が公開された後、預金引き出しが相次いだ。
これら銀行の預金者は預金者保護法により元利金基準で1人当り5000万ウォンまでの預金は全額保護される。預金保険公社は預金者の不便を最小化するため来月4日から1人当り1500万ウォンを限度に仮払い金を支払う予定だ。