河野外相「徴用工問題、文大統領が責任を持って対応を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.21 16:09
河野太郎外相が21日、徴用問題の議論のために第3国が参加する仲裁委員会の設置を韓国側に要請したことについて「外交問題であるだけに文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓国政府を代表して責任を持って対応いただきたい」と述べた。
河野外相はこの日の定例会見で「日韓関係において(徴用判決は)極めて重要な懸案であり、韓国側も両国関係をこれ以上悪化させるのは望ましくないと考えているはず」とし、このように明らかにした。河野外相が徴用問題に関連して文大統領に直接言及したのは今回が初めて。
河野外相は、「政府が(徴用判決に対する)対策を出すのは基本的に限界がある」という15日の李洛淵(イ・ナギョン)首相の発言が仲裁委員会設置要請のきっかけになったと明らかにした。「今までは韓国国内で徴用問題対策を指揮してきた李首相を配慮して待ってきたが、その言葉を聞くと『これ以上待つことはできない』と判断した」ということだ。