国産菓子が輸入菓子にシェアを奪われる理由=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.21 16:42
会社員ソン・ソヒさん(32)は年初から国産菓子の代わりに輸入菓子を買っている。ダイエットの敵ということを知りながらも、帰途に新村のある輸入菓子専門店に寄り、1、2個の菓子を購入するのが習慣になった。ソンさんは「好きな国産の菓子がすべて値上がりし、代替品を求めて輸入菓子専門店に足を運ぶようになった」とし「安いうえ種類も多いのでよく来る」と話した。
実際、ロッテマートによると、国産菓子は2012年から売り上げが-1.7%、-22.4%、-9.7%と3年連続で減少している半面、輸入菓子は9.9%、12.3%、11.8%と売り上げが増えている。5月現在、ロッテマートの輸入菓子販売比率は26.5%と、5年前(7.5%)に比べ比率が3倍以上増えた。
一方的な値上げや製造・販売会社の横行に嫌気を起こした国内消費者の抵抗が尋常でない。価格と効用を細かくチェックして代替製品に集まるのはもちろん、オンラインを通じて世界市場を検索しながら安い物を求める。大きくて高価な製品の代わりに、必要な機能だけが入った実利型の製品を求めるのも、変化した消費文化だ。情報が多く、選択肢が多様化したため、信頼を失った製品はすぐに避けられる。