「COEXにJYJの垂れ幕不可」…規制に足止め食らう韓流イベント(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.01 10:56
異色の見どころを作ろうとの趣旨で出たアイディアが、ASEMタワー屋上(地上176メートル)の展望台だ。ところが展望台が都市美観を害しないか審議するだけで3~4カ月かかる。屋上に「屋根を作るには(増築)」、建ぺい率規定を通過しなければならず、「コーヒーでも売ろうとすれば」、用途(近隣生活施設)を変えなければならない。行事は来年春なのに“待機”だけで半年以上かかるという話だ。COEX屋上に映画館を作るという「特別な夜シネマ」も水の泡になりかねない。やはり美観審査を経なければならないのだ。貿易センター前で夏ビールパーティーを開くのも近隣広場で一年中ダンス公演をするのも顔色をうかがわなければならない。現行の建築法は、このような公開空き地で開かれる文化・販促行事を年間60日以内に制限している。
COEX展示場の休憩空間でコーヒーを売るのも“いまなお違法”だ。文化・集会施設では飲食物を売ってはならず(建築法)、飲食物を売っても調理施設を備えなければならない(食品衛生法)。昨年5月に「爪の下のとげ」規制だと指摘されたが、1年経ってようやく解決の糸口をつかんだ。韓国展示産業振興会のイ・ソンホ経営企画チーム長は「かろうじて例外規定を探して“合法”になったが、『衛生問題のため同意することはできない』という地方自治体らと1年間もめた」と述べた。