【社説】李大統領、拒否権を行使してはいけない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.15 12:25
ロシアなど4カ国の訪問日程を終えて昨日帰国した李明博(イ・ミョンバク)大統領の机上には政治的に敏感な宿題が提出されていた。国会が今月3日に政府に渡した「内谷洞(ネゴクドン)私邸敷地購入疑惑の調査のための特別検事法案(内谷洞特検法案)」について、その拒否権行使の是非を決定しなければならない。李大統領は政府に送られてきた法案に対して15日中に公布するか、拒否権を行使するために週末に熟考し、いずれにしても18日までに立場を決めなければならない。
結論から言うと、李大統領は内谷洞特検法案に対し拒否権を行使してはいけない。特検法案に拒否権を行使しなければならないという見解が権在珍(クォン・ジェジン)法務省長官を中心に政府と青瓦台(チョンワデ、大統領府)の一部に広がっているようだが、これはいけないことだ。