「記者が暴行にあったのにネットユーザーは歓呼」環球時報、韓国を嘲弄
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.15 16:32
中国人民日報傘下の日刊紙、環球時報が15日、中国警護員による青瓦台(チョンワデ、大統領府)写真記者の暴行事件を報じて「(加害者が)中国公安といういかなる証拠もない」とし「該当記者たちが取材規定を破ったために事件が発生した」と主張した。事件の責任を被害者に転嫁して中国公安当局の現場警護の責任を薄める論調だ。
環球時報は韓国の一部のネットユーザーのコメントを引用して「暴行にあった青瓦台出入りカメラマンが取材の規定を破ったという非難を浴びている」とし「(以前)高官の歴訪で似たような事例が数回もあった」とも指摘することで事件の責任が該当記者たちにあると話した。
新聞は「韓国記者たちは米国でも似たようなことがあった」「問題の原因は韓国側で雇った人であり、中国公安でない」など、韓国のネットユーザーのコメントを選択的に引用しながら韓国内でも同情の世論が起きていないと報じた。また、当時現場にいた記者が目撃した状況を紹介して「文大統領の周辺には韓国側警護員が警護を引き受け、郊外周辺には中国警護員が状況を統制した」としながら「彼らが中国公安といういかなる証拠もない」と強調した。