趙氏は問題解決に必要な経験とアイデアが豊富で、官界でその能力が評価されてきた。金大中（キム・デジュン）政権当時には、康奉均（カン・ボンギュン）経済首席が趙氏を青瓦台行政官として目を付けたほどだった。盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権では韓悳洙（ハン・ドクス）、権五奎（クォン・オギュ）副総理から信任を受け、１９カ月間にわたり経済政策局長を務めた。李明博（イ・ミョンバク）政府でも鄭雲燦（チョン・ウンチャン）総理の下、国政運営室長と事務次長を務め、国家運営全体をまとめる経験も積んだ。租税研究院長を引き受けてから租税と財政について積極的に研究し、政策を提案した。こうした経験は大きく役立つとみられる。

玄氏は官職を離れた後も経済政策分野を離れなかったが、官僚として空白があり、趙氏ほど行政経験が豊富でない。このように玄オ錫－趙源東経済チームは共通点が多いが、仕事の処理方式では違いを見せている。しかし朴槿恵政権の初期の経済政策には同じ声を出す可能性が高い。２人とも経済企画院で成長論者であるため、マクロ政策の樹立に焦点を置くと予想される。

新政権での経済企画院官僚の躍進は、李明博政権当時、姜万洙（カン・マンス）・尹増鉉（ユン・ジュンヒョン）・朴宰完（パク・ジェワン）財政部長官がすべて財務部出身だった点と対照的だ。


経済企画院出身の経済ツートップ、朴槿恵ノミクス率いる（１）