一部の芸能人の感情的発言が若いファンを刺激

一部の芸能人の感情的発言が若いファンを刺激

2008年05月05日10時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
  芸能人が政府の米国産牛肉の輸入決定に対して連日激しい批判を続けている。

  歌手SE7EN(セブン)は2日、ミニホームページの題名を『狂った牛?…』と変え、強い反感を示した。女優のキム・ミンソンも1日、ミニホームページで「米国産牛肉を食べるくらいなら、いっそ青酸カリを飲む方がまし」と主張した。キム・ミンソンは波紋が大きくなると、関連の文を削除した。

  女優のキム・ガヨンもミニホームページで「長官は30カ月以上の米国産牛肉を1年間試食しろ」と要求した。タレントのハリス、キム・ヘソン、イ・ドンウクらも批判を浴びせている。これらの芸能人の発言は、ネチズンらがコピーして掲載するなど急速に広がっている。

  ◇皆が一言

  テレビ芸能番組も狂牛病の議論を扱い始めた。3日、『牛肉輸入開放を憂う』と題して放送されたMBC(文化放送)バラエティーショー『明朗ヒーロー』で、DJDOCのメンバーのイ・ハヌルは「大統領があまり眠れないのでこのような決定を下したのではないか」と皮肉った。

  漫画家カンプル氏は調味料の粉が徐々に牛の頭に変わっていく内容の『米国産牛肉が輸入されても、食べなければよいと思っていますか』という漫画を自分のホームページに掲載した。カンプルは「この漫画は無許可大規模のコピーを許す」と付け加えた。ヒップホップ歌手のキム・ディジもミニホームページに『mad bull』(狂った牛)という歌を掲載した。スターの米国産牛肉反対論が放送、インターネット、歌謡、漫画など、大衆文化全般に広がっている模様だ。

  ◇「~だって言ってたよ」の拡大再生産

  以前にも大衆スターは大統領選挙、総選挙などで自分の支持者を明確にしたことがある。しかし今回のように芸能人が特に若いスターが、社会の懸案に対し、批判的な態度を取ることは珍しいことだ。

  高麗(コリョ)大学の玄宅洙(ヒョン・テクス)社会学教授は、「スターは社会性の強い発言で大衆の関心を引き、また自分の地位を確認する傾向がある」とし「当局の不透明な政策に対するネチズンの不満とスターのパワーが結集し、波紋が大きくなっているようだ」と話した。

  文化評論家のキム・ジョンフィ氏は「輸入牛肉を食べるか食べないかは、左派、右派、知識人、芸能人、すべての人が避けて通れない問題」とし「国民の不安を軽減しようとする政府の努力が足りなかったことも、芸能人の批判をあおった原因」だと述べた。

  スターの発言はファンの反論コメントとともに、インターネットの空間で“拡大再生産”される。確実性のない「~だって言ってたよ」という形で広まり、不安を増幅させている。例えば、一部の芸能人のミニホームページには「米国は狂牛病のために死ぬケースが13%(あるいは25%)、韓国は95%だって言ってたよ」などといった事実に反したコメントが掲載された。

  ◇スターであるほど慎重に

  ネチズンはスターの発言に素早く反応を示した。「それでも僕は韓国が好きだ…」という長文をファンのコミュニティサイトに掲載したタレントのイ・ドンウクの場合、4日の『ネイバー』の人物検索語順位で2位になった。インターネットという無限の空間とスターという象徴性が結びついた結果だ。

  文化評論家で慶煕(キョンヒ)大国文科の崔恵実(チェ・へシル)教授は「感性的なメディアであるインターネットでは、専門家よりスターが権威を持つためスターの発言がこれほど爆発的な権威を持つほかない」と話した。李昌炫(イ・チャンヒョン)国民(ククミン)大学マスメディア情報学部教授も「自分の意見を掲載するだけでも、社会的テーマを作り出せるスターの力とインターネットの扇情性が相乗作用した」と分析した。

  玄宅洙(ヒョン・テクス)教授は「青少年に及ぼす影響力が大きいスターの発言は、客観的な情報や知識が後押しされる必要がある」とし「そのためスターも社会的に敏感な懸案に対して慎重にアプローチすべき」と指摘した。
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事