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「運転手付きベンツで移動、韓国でも成功に自信」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.01 15:47
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スマートフォンのアプリケーションで「搭乗」ボタンを押せば、5分以内に運転手付きのベンツやエクウスのリムジンが現れる。目的地に到着すれば財布を取り出す必要なく、アプリケーションにあるクレジットカード情報を通じて自動決済される。

こうした車両仲介サービスを始め、創業4年間で1兆ウォン(約875億円)の企業価値が認められた新生企業がある。2009年に米サンフランシスコに本社を置き、世界35都市に事業を展開しているモバイル車両予約サービス会社「Uber」だ。ソウルでは6月からテストサービスを開始し、8月から正式サービスに入る。

 
創業者のトレビス・カラニック最高経営責任者(CEO)は31日、ソウルプラザホテルで韓国進出記念記者懇談会を開き、「ソウルはブランド品がよく売れ、各種高級サービスが人気を得る都市」とし「Uberのようにプレミアム公共交通サービスを求める顧客も増えるはず」と進出の背景を説明した。

カラニックCEOは米誌タイムが5月に選定した「技術分野で最も影響力のある人物40人」の一人。「都市は大きくなったが、公共交通システムは数十年間変化していない」というのが、カラニックCEOがUberを始めた理由だ。大都市で人と車の数が増え、道路は複雑になったが、バスとタクシー、地下鉄の中から一つ選んで乗らなければならないのが不合理だと考えたという。

カラニックCEOは「もっとお金を出しても、今まで乗ったことがない高級車で楽に移動することを望む人もいる。従来のシステムだけでは足りないニッチ市場に目をつけたのが成功の秘訣」と話した。

事業が安定する中、タクシー業界との葛藤も生じている。先月30日(現地時間)にはサンフランシスコ空港で、「違法営業」を理由にUberの運転手7人が警察に逮捕された。空港営業許可を受けていなかったという理由だ。

基本料金は6000ウォン(約500円)、最小決済料金は1万2000ウォンと高い方だ。時速18キロ以下で運行される時は1分当たり700ウォン、18キロ以上の速度では1キロ当たり1700ウォンで計算する。一般タクシーに比べると倍以上だ。

カラニックCEOは「ソウルは安く利用できるタクシーが多いが、乗車拒否が多い」とし「Uberは乗る時に目的地を伝えなくてもよいので、乗車拒否の問題を解決する代案になるだろう」と話した。

ソウルのサービスに投入される車は約40台だが、今後サービスが安定すれば運行台数を増やす方針だ。

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    カラニックUber最高経営責任者(CEO)。
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