【社説】サイバー暴力を防ぐ‘チェ・ジンシル法’の整備を
悪口、誹謗、デマが飛び交うインターネット文化を直ちに整備しなければならない。トップ女優チェ・ジンシルさんの自殺はこの緊急性を改めて確認させた。離婚後にうつ病になったチェ・ジンシルさんは最近、自殺したアン・ジェファンさんと関連した悪質な書き込みに悩まされていたという。チェ・ジンシルさんは自殺した前日の夜、母親に「世間の人々は冷たい。私債だ何だと、自分と関係ないのに、どうして自分のせいにするのか」と泣きながら訴えたという。さらにチェ・ジンシルさんが亡くなった後にも「噂が事実だと明らかにされるのが怖くて自殺した」という書き込みがあり、生前の苦悩を十分に察することができる。
近年、悪質な書き込みの被害事例が増える傾向にある。昨年1、2月に相次いで自殺した歌手ユニさんと女優チョン・ダビンさんは悪質な書き込みに悩んでいたことが自殺の原因だという。昨年6月、ダイエットに成功してテレビ番組に出演した女子高生も同じケースだ。この女子高生は人気グループメンバーと写真を撮ったことでグループの熱心なファンから侮辱と誹謗を受けて自殺を図った。