【噴水台】「先生もサラリーマンじゃないですか」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.12 14:08
「経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち韓国が最も不幸」シリーズにもう一つ新たに項目が追加された。「貧しい老人(老人貧困率1位)」や「この世が生きにくい子供たち(子供の生活満足度最下位)」等に続き今度は教師だ。成均館(ソンギュングァン)大教育学科のヤン・ジョンホ教授がOECD加盟国34カ国の中学校教師10万5000人余りを調査した結果を分析したが、「教師になったことを後悔している」と答えた比率が韓国は20.1%で最も高かったという。OECD平均9.5%の倍以上だ。「もう一度職業を選べるなら教師になりたくない」という回答も36.6%だった。やはりOECD平均22.4%と比べ高い。
ところで、この数値を見て「後悔する人が20%程度なら大丈夫な方ではないか」と考えたのは筆者だけか。偏差はあるが、どんな職種でも5人に1人程度は自身が選択した職業に満足していない可能性が大きいのではないか。教師は韓国社会で羨望の対象であり、給料水準も他の国と比較すると高い方に入るというが、この激しい競争社会で子供たちを教えるのに困難がないはずがない。しばしば能力不足を実感し、時には懐疑感に苦しめられるだろう。