ノーベル化学賞有力候補ユ・リョン氏「私の“ナノ蜂の巣”研究は純粋な韓国産」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.26 11:33
ゼオライトは砂の主成分であるシリカとアルミニウムで成り立った結晶性鉱物だ。表面に微細な穴が無数にたくさんあいているのが特徴だ。そのため原油に入れれば穴の間に分子が出入りしてガソリン・ディーゼルなどの分離がはやくなる。だが、穴があまりにも小さいため分子の大きさが小さい物質の触媒以外に使うことができないことが短所とされる。ところがクレスジがメソ多孔性ゼオライトを合成してこのような限界を克服したというのだ。
ユ団長は実物を入手しようと努めたが失敗した。その時、彼の「田舎者気質」が発動した。「入手するのが難しいのなら自分で作れば良い」と考えたユ団長はその後20年間多孔性物質作りにかかりきりになった。