先端手術用ロボット保有台数世界3位“メディカルコリア”の明暗(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.12 18:04
ロボット手術が脚光を浴びる理由はこうだ。翰林(ハンリム)大江南(カンナム)聖心病院のイ・ヨング教授(泌尿器科)は「10倍以上拡大した3次元映像を見ながら、他の方法よりも精密に手術ができる」とし「出血が少なく、傷あとがほとんど残らず、回復が早いという長所がある」と説明した。
病院の先制的な投資が‘メディカルコリア’に寄与する面もある。韓国は日本を抜いてアジア最高になった。国立がんセンターのキム・ヨンウ胃がんセンター長は「20年前までは‘費用がかかり利点がない’と批判された腹腔鏡手術法が胆石手術標準になったように、ロボット手術も進化している」と話した。
しかし保健研がロボット手術関連の国内外研究資料171件を分析した結果、この手術法の優秀性を立証する研究は見つからなかった。ダビンチ手術を初めて導入したセブランス病院泌尿器科のヤン・スンチョル教授は最近、ある討論会で、「ロボット手術が従来の手術よりもよいという根拠は見いだせず、短所が多い」と述べた。ヤン教授は今はロボット手術をしていない。この手術を受ける場合、700万-2000万ウォンかかる。従来の手術に比べて2-8倍高い。