【コラム】レッドオーシャンの海運市場、国際協調で解決策を探そう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.19 14:51
この数年間、世界定期船市場ではコンテナ船の供給量(船腹)が貨物物流量を上回っている。これは好況期に比べ運賃を半分に引き下げ、世界遠洋定期船会社の赤字幅を拡大し、結局、韓進(ハンジン)海運の破産につながる原因となった。
運賃は荷主が提供する物流量と船主が提供する船腹によって決定する。現在、世界定期船の船腹は約2000万TEUだ。2016年、全体船腹の8%に該当する150万TEUの船腹(5000TEU船舶なら300隻に相当)が運航を中断した。しかし船主はコンテナ船の発注を続け、2016-2018年の3年間に377隻、360万TEUが市場に出てくる。これは現在の船腹の18%に該当する。適正水準より15%ほどの船腹超過という分析が可能だ。