「あきらめたのに… F1開催地に含まれ当惑」=韓国

「あきらめたのに… F1開催地に含まれ当惑」=韓国

2014年12月05日09時33分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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2010年からF1コリアグランプリが開かれてきた全羅南道霊岩(チョンラナムド・ヨンアム)のコリアインターナショナルサーキット。全南道は赤字累積により追加開催をあきらめている状態だ。(写真=中央フォト)
  国際自動車連盟(FIA)は、大会開催が不透明だったフォーミュラワン(F1)韓国グランプリ(GP)を来年シーズン日程に含めた。これに対しF1開催を事実上断念した全羅南道(チョルラナムド)では国際訴訟に飛び火しないか神経を尖らせている。

  FIA理事会は今月3日(現地時間)、カタール・ドーハで会議を開いて2015年のF1日程を最終確定した。合計21ラウンドのレースのうち全羅南道霊岩(ヨンアム)で開かれてきた韓国GPは5月3日に決まった。

  全南道はFIA決定に当惑しているという反応だ。1900億ウォン(約204億6300万円)を越える累積赤字によってF1追加開催をあきらめることに方向を定めたためだ。まず来年大会を行うための運営費700億ウォン(75億3900万円)が全南道予算案から抜けている。残った5カ月間、スポンサーを見つけてチケットを売ることも事実上不可能だ。通常50~60人だったF1組織委の人材は現在9人まで減らした状態だ。

  全南道は来年大会が成就する可能性が大きくないと見ている。大会を行うために先月29日まで出さなければならない開催権料を支払わなかったためだ。全南道はF1主管社であるフォーミュラワン・マネジメント(FOM)に開催権料を支払うための信用状も発行していない。

  来年のF1日程のうち韓国大会にだけ唯一但し書きがついた点も開催が難しいと見る要因だ。FIA側は韓国GP日程の後にTBC(To Be Confirmed)という条件を付けた。「確定予定」という話はFOMの最終開催確定が必要だということを意味する。シーズン日程を目にした海外メディアも韓国大会の成功の有無に懐疑的な反応を見せている。

  一部ではFIA側が霊岩大会を日程に含めたことはプレッシャーを与えるため切り札という分析が出ている。開催中断を要求してきた全南道との契約関連交渉を有利に導くための心理戦ということだ。

  これまでFIAやFOMは韓国大会が失敗に終わることを既定事実として受け入れる雰囲気だった。今年3月、バーニー・エクレストンFOM会長も「韓国は2015年開催が難しい」と明らかにした。今年9月にはFIAが来年F1カレンダー暫定案(provisional plan)を発表し、韓国大会を除外した。

  それでもFOM側が来年の韓国大会に固執した場合、F1組織委は大規模な国際訴訟に巻き込まれる可能性がある。契約書上大会開催を拒否すれば1000億ウォン(約107億7000万円)以上の違約金を払う可能性もある。全南道はF1組織委の法人資産が5000万ウォン台に過ぎず訴訟の可能性を低く見ている。法的に全南道とは連帯責任を負わなくても良いため交渉を通じて状況を解決する方針だ。

  2010年から4回開かれた韓国GPは開催権料交渉が不発となり今年の大会は失敗に終わった。当初2016年まで毎年1回ずつ、7回開催するという契約だった。F1組織委関係者は「FOMから公式立場を伝達されなかったが全南道の財政条件や韓国の景気状況などをあまねく考え合わせると大会開催が難しいということに納得する」と話した。
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